東証グロース市場は売り買い交錯。直近IPO銘柄の一角がにぎわった。グロースCoreは続落。グロース市場上場の全銘柄のうち6割が値上がりし、東証マザーズ指数は5営業日ぶりに反発した。東証マザーズ指数の終値は前日比7.61ポイント(0.95%)高い806.27だった。
米ハイテク株高を好感し、買いが先行した。後場に日経平均株価は一段高となったが、マザーズ指数は前場のレンジ内での動きにとどまった。ただ、個別には値動きの大きい銘柄も見られ、「個人投資家の出入りが激しい」との声も聞かれた。
東証グロース市場ではビジョナルやJTOWERが上昇した。一方、M&A総研やPAコンサルは下落した。
値上がり銘柄数321、値下がり銘柄数181と、値上がりが優勢だった。
きょうは2銘柄がグロース市場に上場した。ノイルは公開価格740円を6.1%下回る695円で初値を付け、終値は初値比20円(2.9%)高の715円だった。プロディは公開価格1440円の2.1倍となる3005円で初値を付け、終値は初値比606円(20.2%)安の2399円だった。
個別では、クオリプス、ブリッジコンサルティンググループがストップ高。ソーシャルワイヤー、ARアドバンストテクノロジは一時ストップ高と値を飛ばした。ツクルバ、クリアル、エルテス、Waqoo、ステムセル研究所など7銘柄は年初来高値を更新。ウェッジホールディングス、フーディソン、イオレ、サイフューズ、ビズメイツが買われた。
一方、イントランス、カオナビ、コマースOneホールディングス、ラクオリア創薬、リボミックなど9銘柄が年初来安値を更新。オンコリスバイオファーマ、アイデミー、ABEJA、レナサイエンス、リアルゲイトが売られた。
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