値上がり優勢、為替が円安に振れ

 
東証グロース市場はこの日は、追加利上げの懸念後退から日経平均株価がプラスに転じ、それに伴いグロース指数も上げ幅を拡大した。日銀の内田真一副総裁が午前中の講演で、利上げに対する慎重な考えを示し、為替が円安に振れたことで、日本株全体が上昇した。これにより、朝から買われていたグロース株も上げ幅を拡大した。
市場関係者は「安心感から買いが広がった」という。「追い証(追加証拠金)の発生に伴う個人の売りはいったん一巡し、需給面では反発しやすい状況だった」との声が聞かれた。
グロース250、グロースCoreはともに上昇。東証グロース市場250指数は続伸した。終値は前日比17.58ポイント(3.29%)高の551.37だった。指数の上昇率は5%を超える場面があった。グロース市場ではセルシードやGENDAが上昇した。一方、カバーやBASEは下落した。
値上がり銘柄数474、値下がり銘柄数98と、値上がりが優勢だった。
 
個別では、PostPrime、海帆、リネットジャパングループ、日本情報クリエイト、アクリートなど6銘柄がストップ高。アドバンスト・メディア、ドリコム、スマートドライブ、セルシードは一時ストップ高と値を飛ばした。グランディーズは年初来高値を更新。Unipos、ランサーズ、リベロ、ステムセル研究所、テックファームホールディングスが買われた。
 
 一方、フーバーブレインが一時ストップ安と急落した。ハッチ・ワーク、PRISM BioLab、FRONTEO、アミタホールディングス、サンクゼールなど42銘柄は年初来安値を更新。サイバー・バズ、インバウンドテック、デコルテ・ホールディングス、エッジテクノロジー、CaSyが売られた。
 

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