東証グロース市場はJPX総研が19日に公表した東証株価指数(TOPIX)の新たな改革案をめぐり、グロース市場の一部銘柄も指数に加わるとの思惑から時価総額や売買代金の大きな代表銘柄に買いが入った。日経平均株価が昼過ぎに上昇に転じたことも投資家心理の支えとなった。
グロースCoreは反発。東証グロース市場250指数は4日ぶりに反発した。終値は前日比9.47ポイント(1.51%)高の638.15だった。
グロース市場ではジーエヌアイやライフネットが上昇した。一方、QPS研究所やGENDAは下落した。
値上がり銘柄数333、値下がり銘柄数218と、値上がりが優勢だった。
きょうは東証グロース市場に2社新規上場した。東証グロース市場に上場したポスプラは公開価格と同じ450円で初値を付け、終値は制限値幅の上限(ストップ高水準)となる初値比80円(17.77%)高の530円だった。東証グロース市場に上場したウルフハンドは公開価格(770円)を105円(13.63%)上回る875円で初値を付け、終値は初値比58円(6.62%)安の817円だった。
個別では、PostPrime、ストレージ王、メディア工房、AHCグループがストップ高。ワンダープラネットは一時ストップ高と値を飛ばした。インテグループ、プレイド、ヘリオス、ELEMENTS、GMO TECHなど10銘柄は年初来高値を更新。カバー、ノイルイミューン・バイオテック、コージンバイオ、ソラコム、INFORICHが買われた。
一方、サンバイオがストップ安。Will Smart、アストロスケールホールディングス、Chordia Therapeutics、ライスカレー、環境フレンドリーホールディングスなど16銘柄は年初来安値を更新。学びエイド、トラース・オン・プロダクト、ペルセウスプロテオミクス、ジィ・シィ企画、ファンペップが売られた。
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