東証グロース市場はマザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は上昇してスタートしたが、朝方に上げ幅を急速に縮小してマイナス圏に転落。投資家の目線は東証プライム市場に向いており、新興市場はやや蚊帳の外状態となっている。
東証マザーズ指数の前引けは前週末比2.33ポイント(0.31%)安の742.91だった。今期の業績見通しが市場の想定を下回ったM&A総研が急落し、指数の押し下げ要因となった。日経平均株価は米株高などを手掛かりに上昇したため、マザーズ指数は上げる場面もあった。
M&A総研は前週末比21%安で前場を終えた。PER(株価収益率)が高く、決算発表をきっかけに売りが出たとみられる。東証グロース市場ではJTOWER、ビジョナルが下げた。一方、Aiming、スカイマーク、ステムリムは高かった。
月面着陸の失敗を受けて前週末まで売りが続いていたアイスペースはきょうは上げに転じ、前引けは前週末比9%高の1110円だった。
値上がり銘柄数257、値下がり銘柄数225と、値上がりが優勢だった。
個別では、Aiming、ギックスがストップ高。ピー・ビーシステムズは一時ストップ高と値を飛ばした。海帆、BRUNO、アズーム、オークファン、Chatworkなど18銘柄は年初来高値を更新。ispace、グローバルセキュリティエキスパート、pluszero、アイズ、ラストワンマイルが買われた。
一方、ケアネット、クラウドワークス、スパイダープラス、ZUU、シンバイオ製薬など13銘柄が年初来安値を更新。M&A総研ホールディングス、アジャイルメディア・ネットワーク、ファンデリー、Ridge-i、jig.jpが売られた。
目次
