値上がり優勢、明確な方向感は出ない

 
東証グロース市場は、決算などを見た個別物色が中心となり、全体には明確な方向感は出なかった。東証マザーズ指数の終値は前日比3.30ポイント(0.42%)高の780.62だった。
主力の一角が大きく値を上げてマザーズ指数を支えたが、グロース市場全体では上昇銘柄数と下落銘柄数に大きな差はなかった。朝方高かったカバーがマイナスで終わる一方、前場は一時マイナス圏に沈んだラバブルマケがストップ高で終わるなど、資金の動きは速く、「個人による循環物色が中心」だったとみられる。プライム市場が連日の大商いとなる中、グロース市場の売買代金は伸びておらず、新たな投資資金が流入している様子はない。
 
東証グロース市場ではアイスペース、弁護士COM、フリーが上昇した。M&A総研、GAテクノ、T&Sは下げた。
値上がり銘柄数274、値下がり銘柄数239と、値上がりが優勢だった。
 
個別では、ブロードエンタープライズ、ラバブルマーケティンググループがストップ高。アジャイルメディア・ネットワークは一時ストップ高と値を飛ばした。ジェイフロンティア、アズーム、霞ヶ関キャピタル、ペイロール、エコナビスタなど13銘柄は年初来高値を更新。トランザクション・メディア・ネットワークス、エーアイ、セキュア、pluszero、ispaceが買われた。
 
 一方、トランスジェニック、サンクゼール、ドリコム、イメージ情報開発、マクアケなど10銘柄が年初来安値を更新。ミクリード、ジェイテック、ベガコーポレーション、グローバルセキュリティエキスパート、ティアンドエスが売られた。
 
 

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