東証グロース市場は前日の大幅高を受けて朝方は戻り待ちの売り押されて軟調に推移したものの、日経平均株価が上昇に転じ、一時1000円を超える上げ幅となるなかで投資家心理が上向き、新興銘柄にも買いが波及した。
日銀の内田真一副総裁は7日午前に出席した金融経済懇談会のなかで「金融資本市場が不安定な状況で利上げをすることはない」と語り、国内の長期金利は下げに転じた。金利の低下は、PER(株価収益率)が高い銘柄が多いとされるグロース市場銘柄には追い風になる。朝方は下げて始まったフリー、ライフネットなども上昇に転じた。
グロースCore、グロース250はともに堅調。
東証グロース市場250指数は続伸した。前引けは前日比19.82ポイント(3.71%)高の553.61だった。
グロース市場ではセルシードやGENDAが上昇した。一方、カバーやBASEは下落した。
値上がり銘柄数502、値下がり銘柄数76と、値上がりが優勢だった。
個別ではリネットジャパングループ、アクリートがストップ高。PostPrimeは一時ストップ高と値を飛ばした。Unipos、ランサーズ、ノイルイミューン・バイオテック、コージンバイオ、アイズが買われた。
一方、フーバーブレインが一時ストップ安と急落した。ハッチ・ワーク、PRISM BioLab、FRONTEO、アミタホールディングス、サンクゼールなど39銘柄は年初来安値を更新。Waqoo、インバウンドテック、CaSy、GMOリサーチ&AI、マーキュリーリアルテックイノベーターが売られた。
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