東証グロース市場は、上値の重い展開が続いている。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は上昇スタート後、上げ幅をじりじりと縮小する展開となっている。東証グロース市場Core指数は0.86%高。東証マザーズ指数の前引けは前週末比1.47ポイント(0.18%)高い817.44だった。前週末の米株式市場でハイテク株が堅調だった流れを引き継ぎ、新興のグロース(成長)株にも買いが入った。ただ、上値では利益確定売りが目立ち、指数は前引けにかけて伸び悩んだ。
金利先高観が気がかりになっていたが、米経済指標の結果を受けて目先の安心感が台頭しており個人投資家心理が改善した。ただ、本日は東証プライム市場の主力株中心に注目が集まっており、新興株はやや蚊帳の外状態となっている。
東証グロース市場ではM&A総研やJTOWERが買われた。一方、フリーやアイスペースが売られた。値上がり銘柄数280、値下がり銘柄数223と、値上がりが優勢だった。
個別では、ビープラッツ、クオリプスがストップ高。ソーシャルワイヤーは一時ストップ高と値を飛ばした。ニッソウ、イオレ、ユナイテッド、フルッタフルッタ、ジェイグループホールディングスなど34銘柄は年初来高値を更新。Globee、エフ・コード、海帆、トランザクション・メディア・ネットワークス、アイズが買われた。
一方、ZUU、プロディライト、クラダシ、AHCグループ、シーユーシーが年初来安値を更新。ブリッジコンサルティンググループ、W TOKYO、Fusic、アクリート、ファンデリーが売られた。
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