東証グロース市場は、日経平均株価が持ち直したのに歩調を合わせて、自律反発を見込んだ買いが午後に強まった。売りが先行したが、後場に入り日経平均株価が切り返す過程でグロース市場にも押し目買いの動きが波及し、次第に値上がりに転じる銘柄が増えた。東証マザーズ指数、グロースCoreはともに大幅反発。
東証マザーズ指数の終値は前日比15.69ポイント(2.47%)高の651.09だった。
市場関係者は「値頃感の買いが入り、商いも膨らんだ」と指摘した。グロース市場の売買代金は1321億円と、9月15日以来の高水準だった。
値上がり銘柄数374、値下がり銘柄数153と、値上がりが優勢だった。
グロース市場ではビジョナル、ウェルスナビが上昇した。一方、フリー、アイスペースが下落した。
24日に東証グロース市場に新規上場したジャパンMAは公開価格(1340円)を上回る2250円で初値を付け、終値は2649円だった。
個別ではDelta-Fly Pharma、売れるネット広告社がストップ高。ジャパンM&Aソリューションは一時ストップ高と値を飛ばした。tripla、フィードフォースグループ、ヘッドウォータース、ライズ・コンサルティング・グループ、ABEJAが買われた。
一方、サンバイオが一時ストップ安と急落した。ITbookホールディングス、FRONTEO、アミタホールディングス、トランスジェニック、メディネットなど129銘柄は年初来安値を更新。ジーエヌアイグループ、ロジザード、アディッシュ、関通、メイホーホールディングスが売られた。
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