東証グロース市場ではグロースCore、マザーズ指数は大幅続伸。終値は前日比19.90ポイント(2.93%)高の699.12と、1カ月半ぶり高値だった。日本株相場の戻り基調を受け、4~5月の下落局面で大きく値を下げた銘柄を中心に買い直された。フリーが10%高、ウェルスナビは6%高だった。
JTOWER、HENNGEが上げた。一方、モイ、東京通信が下げた。
値上がり銘柄数324、値下がり銘柄数116と、値上がりが優勢だった。
市場全体の地合いが好転し、新興企業市場で売買の中心となる個人の投資意欲が回復しているという。市場からは「信用評価損益率は5月の二番底を付けたときにマイナス12、13%だったが、今はマイナス一桁台に改善し、個人は絶好調だ」との声が聞かれた。
グロース市場上場2日目となるエニーカラーは10時8分に公募・売り出し価格(公開価格、1530円)の3.1倍となる4810円で初値を付けた。終値は制限値幅の上限となる5510円だった。
個別では、アララ、ENECHANGE、ANYCOLOR、ホープがストップ高。総医研ホールディングス、フーバーブレイン、UUUM、アクリート、ナノキャリアなど8銘柄は年初来高値を更新。ヘリオス、i-plug、ヤプリ、フリー、カラダノートが買われた。
一方、ロジザード、イメージ・マジック、リニューアブル・ジャパンが年初来安値を更新。HANATOUR JAPAN、ハウテレビジョン、東京通信、シェアリングテクノロジー、モダリスが売られた。
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