東証グロース市場は日経平均株価が堅調に推移し、新興市場でも投資家心理の改善を映した買いが優勢だった。
東証グロース市場250指数は反発した。前引けは前日比7.36ポイント(1.15%)高の646.36だった。
国内の長期金利が約15年ぶりに1.5%台まで上昇した。新興株は金利上昇時に相対的な割高感が意識されやすいが、いちよし証券の宇田川克己投資情報部課長は「金利上昇の影響が比較的少ない、負債比率の低い銘柄への物色が目立つ」と分析していた。
グロース市場ではカバーやジーエヌアイが上昇した。一方、ドリコムや技術承継機構は下落した。
値上がり銘柄数340、値下がり銘柄数201と、値上がりが優勢だった。
個別ではデジタルプラスが一時ストップ高と値を飛ばした。POPER、ジーニー、アルファポリスは昨年来高値を更新。ELEMENTS、カバー、ペイクラウドホールディングス、シンカ、TENTIALが買われた。
一方、ジェネレーションパスがストップ安。ソラコム、カウリス、FIXER、アイズは昨年来安値を更新。レナサイエンス、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、プロジェクトホールディングス、アディッシュ、ドリコムが売られた。
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