値上がり優勢、投資家の買い

 
4日前引けの東証グロース市場は5営業日続伸した。前引けは前週末比19.69ポイント(2.48%)高い812.89だった。一時814.59まで上昇し、取引時間中としては1月25日以来およそ2か月ぶりの高値を付けた。日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)が方向感のない動きとなるなか、目先の戻り余地が大きいとみた投資家の買いが入った。
ビジョナル、フリー、そーせいが上げた。一方、フロンテオ、ITbook、カイゼンが下げた。きょう東証グロース市場に上場したセカンドXは、午前の取引では初値がつかなかった。
 
値上がり銘柄数319、値下がり銘柄数123と、値上がりが優勢だった。
 
3月上旬以降、世界的に株式相場が戻り歩調となるなか、指数の出遅れが意識されている。前週末時点の200日移動平均からの下方乖離(かいり)率をみると、日経平均は2%に対し、東証マザーズ指数は21%。市場では「相対的な出遅れ感に着目した買いが入っているのではないか」との見方があった。
 
個別ではエコモット、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、CS?Cがストップ高。地域新聞社、ヘッドウォータース、i?plugは一時ストップ高と値を飛ばした。ジェイフロンティア、海帆、サンワカンパニー、G?FACTORY、LeTechなど34銘柄は年初来高値を更新。ランサーズ、サイバーセキュリティクラウド、ピアズ、ケアネット、JDSCが買われた。
 
 一方、イオレが年初来安値を更新。エクスモーション、エッジテクノロジー、Kaizen Platform、ITbookホールディングス、デジタルプラスが売られた。
 

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