東証グロース市場は、年末で機関投資家による大型株の売買が細り、中小型株に関心が向かいやすかった。市場では「年末特有の個人投資家の買いが入っている」との指摘があった。
グロースCore、グロース250はいずれも上伸。東証グロース市場250指数の前引けは前日比9.77ポイント(1.41%)高の701.35だった。
グロース市場では、直近新規株式公開(IPO)銘柄であるQPS研究所や雨風太陽の上昇が目立った。一方、バンクオブイやGENDAは下落した。
値上がり銘柄数411、値下がり銘柄数126と、値上がりが優勢だった。
個別ではジィ・シィ企画、アイ・パートナーズフィナンシャルがストップ高。ZUU、BTM、売れるネット広告社は一時ストップ高と値を飛ばした。ジェイドグループ、モルフォ、QPS研究所、雨風太陽、テックポイント・インクなど7銘柄は年初来高値を更新。アマナ、ルーデン・ホールディングス、はてな、ペルセウスプロテオミクス、キューブが買われた。
一方、ITbookホールディングス、富士山マガジンサービス、Institution for a Global Society、トライアイズ、アイデミーなど11銘柄が年初来安値を更新。フィードフォースグループ、GMO TECH、ソフトマックス、エスネットワークス、GMOリサーチが売られた。
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