値上がり優勢、幅広い銘柄に買い

 
東証グロース市場は、グロースCoreは小じっかり。東証マザーズ指数は堅調。
東証マザーズ指数の終値は前日比5.20ポイント(0.70%)高い744.42だった。日銀の政策修正観測がいったん後退し、日経平均株価は円安・ドル高の進行を背景とした輸出関連株への買いなどで上昇した。相場全体の地合い改善が新興市場にも波及し、幅広い銘柄が買われた。
午前、米著名投資家のウォーレン・バフェット氏が日本株の追加投資を検討していると伝わったことも相場全体の支えだった。もっとも、新興市場独自の新規材料は乏しく、上値追いの勢いは限られた。
 
東証グロース市場ではステムリムが大幅高となった。開発中の医薬品候補でマイルストーンを受領したことで今期業績が黒字に転換する見通しを発表し、好感した買いを集めた。ArentやM&A総研も買われた。一方、増資を発表したマクビープラは急落。ヘッドウォやかっこも売られた。
値上がり銘柄数310、値下がり銘柄数178と、値上がりが優勢だった。
 
個別ではシリコンスタジオ、ステムリム、Arent、Fusic、AppBankなど6銘柄がストップ高。フィット、ユニフォームネクスト、ネットイヤーグループ、オークファン、アドバンスト・メディアなど29銘柄は年初来高値を更新。アスタリスク、ソフトフロントホールディングス、Birdman、リニューアブル・ジャパン、アクシスコンサルティングが買われた。
 
 一方、ウェッジホールディングスがストップ安。サンクゼール、Macbee Planetは一時ストップ安と急落した。サンワカンパニー、ビジョナル、クラスターテクノロジー、ミンカブ・ジ・インフォノイド、オンコセラピー・サイエンスなど14銘柄は年初来安値を更新。ジャパニアス、かっこ、グッピーズ、メイホーホールディングス、ボードルアが売られた。
 

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