東証グロース市場は日経平均株価の下落で市場全体の地合いが悪化したのにつれて新興企業株も売りが優勢だった。景気変動の影響を直接は受けづらく、仕入れ価格の低減などを通じて円高が業績の追い風になりやすい内需銘柄もあることから、グロース指数の下げは小幅にとどまった。
東証グロース市場250指数は3営業日ぶりに反落した。終値は前週末比2.43ポイント(0.36%)安の667.53だった。グロースCoreも小幅安。
グロース市場ではカバー、GENDAが下落した。一方、トライアル、ライフネット、MTGが上昇した。
値上がり銘柄数355、値下がり銘柄数234と、値上がりが優勢だった。
個別ではファンデリー、ZenmuTech、トヨコ、ジャパン・ティッシュエンジニアリングがストップ高。ロゴスホールディングス、フライヤー、エスネットワークス、ブランディングテクノロジーは一時ストップ高と値を飛ばした。ライスカレ、MFS、Synspective、クリアル、TalentXなど39銘柄は年初来高値を更新。リグア、メタリアル、ABEJA、INGS、ダイナミックマッププラットフォームが買われた。
一方、ケイファーマ、FFRIセキュリティ、エコモット、THECOO、ピクスタが売られた。
