値上がり優勢、好材料のあった銘柄に資金

 
東証グロース市場は小高く始まり、買い一巡後は勢い続かず後場では上昇分を吐き出した。午前中は値上がり銘柄が多かったが、徐々に騰落の差は縮まった。
 「この日は東京株式市場全体に地合いが強かった」という。グロース250も大引けこそ値がさの一角に利益確定売りが出て指数は小幅安で終わったが、大半の時間はプラスで推移するなど、しっかりしていた。
 特に好材料のあった銘柄に資金が集まり、商いは盛り上がった。この日も新ユニットの発表をしたカバーが買われて指数を押し上げたほか、完全成功報酬制をうたうM&A仲介のインテグループも商いを伴って大幅に上昇した。一方、サンバイオは新薬の承認に条件が付き、収益化が不透明になったことで売りが続いた。
グロース250は反落。グロースCoreは上昇した。
グロース市場ではサンバイオやアストロHDが下落した。一方、カバーやインテGは上昇した。
値上がり銘柄数324、値下がり銘柄数216と、値上がりが優勢だった。
 
きょうは東証グロース市場に1社新規上場した。東証グロース市場に上場したMFS(196A)は公開価格(400円)を32円(8%)下回る368円で初値を付け、終値は初値比23円(6.25%)安の345円だった。
 
個別では、情報戦略テクノロジー、PostPrime、メディア工房、トラース・オン・プロダクト、AHCグループがストップ高。学びエイド、エディアは一時ストップ高と値を飛ばした。インテグループ、ストレージ王、アンビション DX ホールディングス、フーバーブレイン、トヨクモなど14銘柄は年初来高値を更新。ジンジブ、ダイブ、Veritas In Silico、コアコンセプト・テクノロジー、JSHが買われた。
 
 一方、サンバイオがストップ安。Will Smart<175A>、アストロスケールホールディングス、D&Mカンパニー、Chordia Therapeutics、WOLVES HANDなど8銘柄は年初来安値を更新。GMO TECH、ノイルイミューン・バイオテック、シャノン、JDSC、ライスカレーが売られた。
 

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