東証グロース市場は、手掛かり難の中、売り買いが交錯する方向感に乏しい相場だった。
日銀による追加利上げが近いとの見方から国内で金利上昇圧力が強まるなか、高PER(株価収益率)のグロース(成長)株の多い新興株市場では売りが優勢だった。同日の日経平均株価が下落したことも重荷だった。
グロースCoreは続落した。東証グロース市場250指数は3日続落した。終値は前日比2.11ポイント(0.33%)安の632.98だった。連日で年初来安値を更新し、2023年10月以来7カ月ぶりの安値をつけた。
グロース市場ではフリーやジーエヌアイ、QPS研究所が下落し、トライアルやインテグラル、カバーは上昇した。
値上がり銘柄数284、値下がり銘柄数244と、値上がりが優勢だった。
個別ではかっこ、コパ・コーポレーションがストップ高。AHCグループ、ビジネスコーチは一時ストップ高と値を飛ばした。トラストホールディングス、ステラファーマ、リアルゲイト、GMO TECHなど5銘柄は年初来高値を更新。モンスターラボホールディングス、クリングルファーマ、AVILEN、INCLUSIVE、アドベンチャーが買われた。
一方、ジーエヌアイグループ、アスカネット、ユナイテッド、ピクスタ、ホットリンクなど42銘柄が年初来安値を更新。アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、コンヴァノ、フレアス、アイビス、クオリプスが売られた。
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