値上がり優勢、売りに押される銘柄が増え、上げ幅を縮小

 
東証グロース市場は中東情勢の悪化リスクや米国との通商交渉の先行き不透明感が意識される中、影響の少ないグロース銘柄が個人投資家の物色の対象となり商いは活発だった。ただ、引けにかけては売りに押される銘柄が増え、上げ幅を縮小した。
市場では「東証が(グロース市場の上場基準を厳格化するなどの)改革を進める方針を示すなか、機関投資家も新興株を物色しやすくなっている」との声があった。
東証グロース市場250指数は反発した。終値は前日比0.69ポイント(0.09%)高の761.89だった。
日経平均株価の上昇に伴って投資家心理の改善を受けた買いが新興市場でも優勢で、年初来高値(764.69)を上回る場面があった。グロース250、グロースCoreは堅調。
 
グロース市場ではACSLなどドローン関連銘柄の一角やタイミーが上昇した。一方、SynsやデータSECが下落した。
値上がり銘柄数301、値下がり銘柄数269と、値上がりが優勢だった。
 
個別では、インフォメティス、リボミックがストップ高。レナサイエンス、プロジェクトホールディングスは一時ストップ高と値を飛ばした。VRAIN Solution、エムビーエス、L is B、ハッチ・ワーク、豆蔵デジタルホールディングスなど57銘柄は年初来高値を更新。AI inside、フィーチャ、ZenmuTech、NANO MRNA、POPERが買われた。
 
 一方、データセクション、ジーネクストが一時ストップ安と急落した。ツクルバは年初来安値を更新。AppBank、トランスジェニックグループ、アクセルマーク、グローバルウェイ、Synspectiveが売られた。
 

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