値上がり優勢、堅調な推移

 
東証グロース市場は売り一巡感から東京市場全般が底堅く推移しており、グロース市場も堅調な推移となった。グロースCore、東証マザーズ指数はいずれもしっかり。東証マザーズ指数の終値は前週末比6.48ポイント(0.85%)高い770.77だった。
国内外の長期金利に上昇圧力がかかり、PER(株価収益率)の高い銘柄が多い新興株市場は相対的な割高感が意識されやすく、上値は重かった。
東証グロース市場ではBASEや弁護士COM、GMO-FGが買われた。一方、ビジョナルやM&A総研が売られた。
値上がり銘柄数339、値下がり銘柄数181と、値上がりが優勢だった。
 
最終的にグロース市場銘柄の6割強が上昇するなど、値動きだけを見ればしっかりの一日だった。もっとも、売買代金は今年最低だった前週末から大きく回復しておらず、新興企業市場は相変わらずの閑散商状。「プライム市場の銘柄が決算などを材料に大きく動いており、値動きを求める個人の売買もプライム市場銘柄に向かう状況が続いている」という。
 
個別では、アクアライン、アジャイルメディア・ネットワークがストップ高。ELEMENTS、GMO TECHは一時ストップ高と値を飛ばした。ゼネラル・オイスター、オークファン、rakumo、BASE、弁護士ドットコムなど11銘柄は年初来高値を更新。テクノロジーズ、ジャパンワランティサポート、ブロードエンタープライズ、アドバンスト・メディア、オンコリスバイオファーマが買われた。
 
一方、博展、トランスジェニック、メディネット、メディカルネット、ココペリなど25銘柄が年初来安値を更新。メイホーホールディングス、タカヨシ、エコナビスタ、Laboro.AI、シイエヌエスが売られた。
 

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