東証グロース市場は国内長期金利の低下を背景に、新興株は相対的な割高感が薄れ、買いが入り、値上がりする銘柄が多かった。
市場では「15日の米株式市場では中小型株で構成する株価指数のラッセル2000などが上昇しており、日本でも新興銘柄へ買いが向かった」との見方もあった。
米国市場では金利が低下傾向となる中でラッセル2000が戻り歩調になっており、「東京市場でも小型株が息を吹き返している」とされる。
東証グロース市場250指数は3日続伸した。終値は前週末比4.20ポイント(0.62%)高の681.33だった。
グロース市場ではエレメンツやセルシードが上昇した。一方、カバーやQPS研究所は下落した。
値上がり銘柄数346、値下がり銘柄数215と、値上がりが優勢だった。
個別ではロゴスホールディングス、GreenBee、ビザスク、シンバイオ製薬、メドレックスなど10銘柄がストップ高。WOLVES HAND、メタリアル、JRC、AHCグループは一時ストップ高と値を飛ばした。コージンバイオ、サンワカンパニー、ビリングシステム、トヨクモ、ココペリなど24銘柄は年初来高値を更新。きずなホールディングス、トリプルアイズ、BeeX、セルシード、JMCが買われた。
一方、クックビズが一時ストップ安と急落した。光フードサービス、アストロスケールホールディングス、メディカルネット、ログリー、Enjinなど6銘柄は年初来安値を更新。ジェイフロンティア、GLOE、GRCS、プロディライト、QPS研究所が売られた。
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