東証グロース市場は東京株式市場全体が自律反発の展開となり、新興企業市場も好地合いに乗って値上がりする銘柄数が多かった。ただ、市場では「自律反発以外にプラスの材料はなく、短期的な利益を求めた単純な動きである」との声が聞かれた。こうした見方を裏付けるように、前日まで下落が目立っていたカバーやウェルスナビが買いを集めて売買代金上位に並んだ。
グロースCoreは大幅続伸。東証グロース市場250指数は反発した。終値は前日比16.22ポイント(2.69%)高の618.49だった。グロース市場ではエヌ・ピー・シーやQPS研究所が上昇した。一方、海帆や学びエイドは下落した。
値上がり銘柄数434、値下がり銘柄数111と、値上がりが優勢だった。
個別では、トラース・オン・プロダクト、ジェイックがストップ高。データホライゾンは一時ストップ高と値を飛ばした。GreenEnergy & Company、ビリングシステム、エヌ・ピー・シー、アスタリスクは年初来高値を更新。Kudan、ヘリオス、カバー、Delta-Fly Pharma、yutoriが買われた。
一方、ジェイフロンティア、ドリコム、クラウドワークス、日本情報クリエイト、ジーネクストなど15銘柄が年初来安値を更新。ステラファーマ、クオリプス、ティムス、ビジネスコーチ、GLOEが売られた。
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