東証グロース市場は出遅れ感のある銘柄を拾う動きなどに支えられて堅調な展開になった。
相場をけん引してきた大型半導体株などが利食いに上値を抑えられる中、「中国の景気低迷が重しになっていたプライム市場の工作機械などとともに、小型株にも出遅れ修正的な買いが入った」とされる。日経平均株価や半導体株の上昇ペースについては、速過ぎるとの見方もあるが、「物色がうまく循環しており、傾向としては悪くない」という。
グロースCoreは堅調。東証グロース市場250指数は続伸。終値は前日比11.66ポイント(1.53%)高の775.46だった。
グロース市場ではジーエヌアイやフリー、インテグラルが上昇した一方、GENDAやQPS研究所、ウェルスナビが下落した。
値上がり銘柄数321、値下がり銘柄数208と、値上がりが優勢だった。
個別ではシルバーエッグ・テクノロジー、EduLab、BBDイニシアティブ、AppBank、ALiNKインターネットがストップ高。ペルセウスプロテオミクス、インターネットインフィニティーは一時ストップ高と値を飛ばした。Lib Work、ベガコーポレーション、モルフォ、FFRIセキュリティ、ドリコムなど19銘柄は昨年来高値を更新。フリー、サイバー・バズ、HPCシステムズ、Kudan、プロディライトが買われた。
一方、アドベンチャー、INCLUSIVE、フォースタートアップスが昨年来安値を更新。売れるネット広告社、デジタリフト、monoAI technology、ヌーラボ、揚羽が売られた。
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