値上がり優勢、内需株の追い風

 
東証グロース市場は、朝方発表の2024年10〜12月期の実質国内総生産(GDP)が市場予想を上回る伸びを示し、日銀の追加利上げ時期が早まるとの観測が円買いを誘った。個人消費が堅調さを示したのも一部の内需株の追い風となった。
外国為替市場で円相場が円高・ドル安方向に振れるなか、相対的に内需関連が多い新興市場銘柄には買いが入りやすかった。
東証グロース市場250指数は反発した。前引けは前週末比10.41ポイント高の687.47だった。グロース250も上昇。
グロース市場ではBASE、カバーが上昇した。一方、タイミー、トライアルが下落した。
値上がり銘柄数317、値下がり銘柄数249と、値上がりが優勢だった。
 
 個別ではGVA TECH、技術承継機構、ペルセウスプロテオミクス、ブリーチがストップ高。ディジタルメディアプロフェッショナル、プレイド、eWeLL、インターネットインフィニティーは一時ストップ高と値を飛ばした。Schoo、ユカリア、令和アカウンティング・ホールディングス、はてな、ライトワークスなど23銘柄は昨年来高値を更新。BASE、ブシロード、ヘリオス、シェアリングテクノロジー、ジーニーは値上がり率上位に買われた。
 
 一方、イタミアート、フレアスがストップ安。グリーンモンスター、夢展望は一時ストップ安と急落した。トライアルホールディングス、ハッチ・ワーク、ビースタイルホールディングス、ジィ・シィ企画、Institution for a Global Societyなど7銘柄は昨年来安値を更新。SAAFホールディングス、L is B、ピクスタ、Hmcomm、シンカは値下がり率上位に売られた。
 
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次