値上がり優勢、値頃感の買い

 
東証グロース市場は値頃感の買いが支えとなり、底堅い相場となった。東証マザーズ指数は反発した。取引開始直後は売りが先行したが、前場に日経平均株価の上げ幅が広がると、グロース市場でも値頃感の買いが優勢となった。グロース市場売買代金は3日連続で減少し、低水準にとどまった。
米金利の先高観から午前には年初来安値を下回る場面があったが、日経平均株価が堅調に推移するなど地合いの好転を受けて買いも入った。
チャート上の5日移動平均線(641.63)はやや上回ったものの、トレンド転換になったとは言いにくいと指摘する。来週に控える米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀の金融政策決定会合の結果発表を見極めたいとの雰囲気も強く、持ち高を大きく傾ける動きは限られた。
東証マザーズ指数、グロースCoreは反発。東証マザーズ指数は3日ぶりに反発した。終値は前日比9.71ポイント(1.54%)高い642.00だった。
市場では「マザーズ指数は反発したものの、人気が離散しており勢いがない」との声が聞かれた。
東証グロース市場では、弁護士COMやベースフードが上昇した。一方、デルタフライは下落した。
値上がり銘柄数362、値下がり銘柄数164と、値上がりが優勢だった。
 
27日に東証グロース市場に新規上場したドリムアーツは、初値を65円(2.16%)上回る3070円で取引を終えた。午前に公開価格(2660円)を345円(12.96%)上回る3005円で初値を付けた。
 
個別では、ベイシスが一時ストップ高と値を飛ばした。TWOSTONE&Sonsは年初来高値を更新。グローム・ホールディングス、ビズメイツ、データホライゾン、ベースフード、ドリコム買われた。
 
一方、アマナがストップ安。農業総合研究所、駅探、ディジタルメディアプロフェッショナル、クラウドワークス、Aimingなど36銘柄は年初来安値を更新。シャノン、Jストリーム、笑美面、アジャイルメディア・ネットワーク、ジャパンM&Aソリューションが売られた。
 
 
 
 

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