東証グロース市場は値頃感などから買いが入り、東証グロース市場250指数は続伸するなど、総じて堅調な一日だった。商いも前日に比べて増えた。
グロースCoreは下落した。東証グロース市場250指数は続伸した。終値は前日比5.52ポイント(0.90%)高の619.06だった。心理的節目の600に接近してきたことで割安感が強まったことに加え、短期的な自律反発狙いの買いが主力銘柄を中心に入って指数を押し上げた。
ただ、後場にプライム市場銘柄が持ち直すと、グロース市場では値を消す銘柄が見られ、グロース250も伸び悩んだ。「電力株など、引き続き個人にとって手がけやすい銘柄がプライム市場にある」といい、新興企業市場への注目度は、依然、高まっていないようだ。
グロース市場ではインテグラルやクオリプスが上昇した。一方、ウェルスナビやKudanは下落した。
きょう東証グロース市場に新規上場した学びエイドは公開価格(970円)を312円(32.16%)上回る1282円で初値を付け、終値は初値比142円(11.07%)安の1140円だった。
値上がり銘柄数295、値下がり銘柄数241と、値上がりが優勢だった。
個別ではすららネット、クオリプス、アイズ、アスタリスク、ビジネスコーチがストップ高。エーアイ、クリングルファーマ、サイジニアは一時ストップ高と値を飛ばした。レジル、インテグラル、みらいワークス、トラース・オン・プロダクト、グッドスピードなど10銘柄は年初来高値を更新。コンヴァノ、ARアドバンストテクノロジ、CYBERDYNE、データホライゾン、Cocoliveが買われた。
一方、イシン、ピクスタ、クラウドワークス、カヤック、アイリッジなど16銘柄が年初来安値を更新。地域新聞社、Kudan、Birdman、ピアズ、アイデミーが売られた。
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