東証グロース市場は、米国の金利上昇がいったん止まったことで買いが優勢となった。
グロースCore、東証マザーズ指数はともに大幅高。
東証マザーズ指数は4営業日ぶり反発。東証マザーズ指数の終値は前日比22.62ポイント(3.34%)高い700.42だった。東証マザーズ指数は4日に年初来安値を更新するなど軟調な値動きが続いていたため、自律反発狙いの買いも入りやすかった。
投資家の不安心理が和らぎ、「材料株や値動きの軽い直近上場銘柄などを物色する動きが少し戻った」という。連日の下落により値頃感が出ていた銘柄も多く、プライム市場銘柄の8割が上昇。プライム市場全体の売買代金は前日に比べて1割程度増えた。
マザーズ指数は前日までの下げ足が速かった分、反動も大きくなって、上昇率は3%を超えた。ただ、年初来安値を更新した銘柄が40あり、評価損拡大により換金売りを迫られる投資家もいることが伺われた。
東証グロース市場ではビジョナルやフリー、スマレジが上昇した一方、セルシードなどが下落した。
値上がり銘柄数448、値下がり銘柄数82と、値上がりが優勢だった。
4日に東証グロース市場に新規上場したキャスターは上場2日目のきょう5日、10時3分に公開価格(760円)の3.05倍にあたる2319円で初値を付けた。終値は制限値幅の下限(ストップ安水準)となる初値比500円(21.56%)安の1819円で配分された。
個別では、霞ヶ関キャピタル、BBDイニシアティブがストップ高。セキュアヴェイル、くすりの窓口など3銘柄は年初来高値を更新。ライズ・コンサルティング・グループ、ベースフード、サンウェルズ、デコルテ・ホールディングス、ネットスターズが買われた。
一方、キャスターがストップ安。トランスジェニック、データホライゾン、JIG-SAW、バリューゴルフ、カラダノートなど40銘柄は年初来安値を更新。アジャイルメディア・ネットワーク、日本ファルコム、ラストワンマイル、イメージ・マジック、グラッドキューブが売られた。
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