東証グロース市場は東証プライムの大型株の動きが不安定ななか、グロース銘柄には短期の値幅取りに期待した個人の買いが入ったようだ。
日米の金融政策の方向感の違いから中長期的に為替の円高が進むとの懸念が根強い。市場関係者は、「円高で収益の下振れリスクが警戒される外需依存型企業よりもグロース市場に多い内需依存型企業が選好されやすい」とみていた。
グロースCoreはともに堅調。東証グロース市場250指数は続伸した。前引けは前日比3.84ポイント(0.60%)高の649.05だった。
グロース市場ではアイスペースが買われたほか、国内証券が最上位で投資調査を始めたグリーンズが上昇した。一方、トライアルやGENDAは下落した。
値上がり銘柄数342、値下がり銘柄数188と、値上がりが優勢だった。
個別では、マーキュリー、キューブがストップ高。ispaceは一時ストップ高と値を飛ばした。ビリングシステム、日本情報クリエイト、ビーマップ、Arentは年初来高値を更新。スペースマーケット、ジェリービーンズグループ、ヘリオス、PRISM BioLab、モンスターラボホールディングスが買われた。
一方、坪田ラボ、Unipos、W TOKYO、BuySell Technologies、Chordia Therapeuticsが売られた。
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