値上がり優勢、値ごろ感に着目した買い

 
東証グロース市場は相場全体の好地合いに支えられて買い優勢の展開となった。グロースCore、東証マザーズ指数はともに堅調。東証マザーズ指数の終値は前日比5.53ポイント(0.73%)高い760.64だった。上昇率は一時1%を超えた。前日の米株式市場でナスダック総合株価指数が堅調に推移し、国内新興市場でもグロース(成長)株を中心に買いが入った。日経平均株価に比べマザーズ指数に出遅れ感があり、マザーズ指数を構成する銘柄には値ごろ感に着目した買いも入りやすいとの声もあった。
 
この日はトヨタなどプライム市場銘柄の一角の値動きが軽く、「個人の買いもこうした銘柄に向かいがちだった」とされる。マザーズ指数の上昇率は日経平均株価や東証株価指数(TOPIX)に比べると小さかったが、グロース市場銘柄の57%が値上がりして終わっており、新興市場も全体としては堅調な一日だった。東証グロース市場ではジーエヌアイやライフネット、JTOWERが上げた。一方、QDレーザやサンウェルズは下げた。
値上がり銘柄数300、値下がり銘柄数194と、値上がりが優勢だった。
 
個別では、ピアズがストップ高。フレアスは一時ストップ高と値を飛ばした。ユナイテッド、ジェイグループホールディングス、海帆、BRUNO、夢展望など31銘柄は年初来高値を更新。ストリームメディアコーポレーション、pluszero、ラストワンマイル、ジーエヌアイグループ、ルーデン・ホールディングスが買われた。
 
 一方、ティーケーピー、すららネット、ココナラ、THECOO、Institution for a Global Societyなど10銘柄が年初来安値を更新。イルグルム、ispace、デコルテ・ホールディングス、Ridge-i、GMO TECHが売られた。
 

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