東証グロース市場は、マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は下落してスタートした後、即座に切り返して下げ幅を縮小した。その後、プラス圏に浮上する場面もあったものの、日経平均と同様にこう着感の強い展開が続いている。前引け時点での東証マザーズ指数は0.13%安、東証グロース市場Core指数は0.24%安。
東証マザーズ指数の前引けは前週末比1.03ポイント(0.13%)安い765.02だった。前週末の米株式市場でハイテク株中心に売りが出た流れを受け、週明けの国内新興市場では成長期待の高いグロース(成長)株に売りが先行し、マザーズ指数は一時1.2%安となった。次第に値ごろ感に着目した買いが幅広い銘柄に入って下げ幅を縮小した。
フリーやそーせいが売られた。一方、ビジョナルやエニーカラーは買われた。
東証グロース市場の売買代金は前週末にかけて2000億円前後の推移が続いており、個人投資家の物色意欲は旺盛な様子。決算発表が一巡して手掛かり材料難のなか、一部の新興株には引き続き物色が向かっている。
値上がり銘柄数272、値下がり銘柄数205と、値上がりが優勢だった。
個別では、ヘッドウォータース、セキュア、BTM、東京通信がストップ高。クリングルファーマは一時ストップ高と値を飛ばした。サンクゼール、ランディックス、アンビション DX ホールディングス、アドバンスト・メディア、FHTホールディングスなど13銘柄は昨年来高値を更新。ランサーズ、シャノン、ステラファーマ、GENOVA、フレアスが買われた。
一方、FRONTEO、エクサウィザーズ、サイエンスアーツ、サンバイオ、テクノロジーズなど6銘柄が昨年来安値を更新。オープンワーク、EduLab、メドレックス、ファンペップ、バンク・オブ・イノベーションが売られた。
目次
