東証グロース市場は、個別で材料が出た銘柄を中心に短期の値上がり益を見込んだ個人投資家の買いが集まった。
グロース市場全体では6割の銘柄が終値でプラスになっており、9日の前場中盤からのリバウンドの流れはこの日も続いた。ただ、「個人中心のため、資金の出入りは頻繁」で、売買代金上位の顔ぶれは前場と後場でやや変化し、ビーマップとGENDAは騰落が入れ替わるなど個別の値動きも不安定だった。グロース市場全体の売買代金は最近1カ月の平均より少なく、グロース250の上昇幅も自律反発の域を出なかった。
グロースCoreは堅調。東証グロース市場250指数は続伸した。終値は前日比5.61ポイント(0.87%)高の650.82だった。
グロース市場では、月面着陸船を披露すると発表したアイスペースが買われ、今期計画を引き上げたアールプランも上昇した。一方、タイミーやトライアルは下落した
値上がり銘柄数341、値下がり銘柄数210と、値上がりが優勢だった。
個別では、PRISM BioLab、アールプランナー、テックファームホールディングス、エッジテクノロジー、スペースマーケットなど9銘柄がストップ高。ispaceは一時ストップ高と値を飛ばした。ビリングシステム、日本情報クリエイト、ビーマップ、Arentは年初来高値を更新。アスタリスク、マーキュリー、プロディライト、キューブ、ブランディングテクノロジーが買われた。
一方、W TOKYO、坪田ラボ、Unipos、BuySell Technologies、Chordia Therapeuticsが売られた。
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