東証グロース市場は日米関税交渉の合意を手掛かりに個人投資家の心理は強気に傾いたままで、新興株の物色が続いた。市場関係者は、「新興株は大型株に比べて出遅れ銘柄が多く、買いが継続して入った」と指摘した。
東証グロース市場250指数は続伸した。前引けは前日比2.42ポイント(0.32%)高の761.90だった。
グロース市場ではフロンテオやブルーイノベが上昇した。一方、ジーエヌアイやQPS研究所は下落した。
東証グロース市場に24日に新規上場したフラーは上場2日目となる25日も買い注文が膨らみ、午前は買い気配のまま取引が成立しなかった。前引け時点の気配値は4585円と、公開価格(1170円)の3.9倍となっている。値上がり銘柄数318、値下がり銘柄数231と、値上がりが優勢だった。
個別ではFRONTEO、ビーマップがストップ高。INGS、リップス、イメージ情報開発、バリューゴルフ、colyなど17銘柄は年初来高値を更新。ブルーイノベーション、ブランディングテクノロジー、ブランジスタ、YCPホールディングス(グローバル)リミテッド、プロパティデータバンクが買われた。
一方、アルファクス・フード・システムがストップ安。アーキテクツ・スタジオ・ジャパン、Delta-Fly Pharma、キッズウェル・バイオ、Will Smart、ジーエヌアイグループが売られた。
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