値上がり優勢、個人の投資意欲が改善

 
東証グロース市場は、東証マザーズ指数、グロースCoreがともに3営業日続伸した。プライム市場の大型株の上昇で投資家心理が改善し、グロース市場の値動きの良い銘柄にも投資資金が流入した。「人工知能(AI)関連株に思惑買いが入っている」との指摘も出ていた。
東証マザーズ指数の終値は前日比6.57ポイント(0.85%)高い784.05となり、4カ月ぶりの高値を付けた。東証プライム銘柄と比べた出遅れ感からグロース市場銘柄に見直し買いが入った。個人の投資意欲が改善していることも支えになった。
 
市場では「今月半ばから新規株式公開(IPO)が再開するため、グロース市場銘柄に関心が向かいやすい」との見方もあった。
 
マザーズ指数は朝方に小安く推移する場面もあった。このところの上昇が続いた反動から、利益確定売りも出た。
 
東証グロース市場ではエネチェンジやエンバイオHが上昇した。一方、ArentやM&A総研は下落した。
値上がり銘柄数267、値下がり銘柄数231と、値上がりが優勢だった。
 
個別ではシルバーエッグ・テクノロジー、フィーチャがストップ高。ユナイテッド、クリアル、BRUNO、トラストホールディングス、バルニバービなど42銘柄は年初来高値を更新。アクリート、エンバイオ・ホールディングス、ヘッドウォータース、i-plug、エクサウィザーズが買われた。
 
 一方、グランディーズ、デコルテ・ホールディングスが年初来安値を更新。アクセルマーク、ispace、マーキュリーリアルテックイノベーター、プロジェクトカンパニー、ジェイテックが売られた。
 

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