東証グロース市場は米株安を受けた売り先行から持ち直したが、上値が重い展開だった。
朝方は利益確定売りに押されたが、強い先高観を背景に時価総額の大きい主力銘柄を中心に買いが入り、指数を押し上げた。 最高値圏にある日経平均株価が伸び悩むなか、出遅れ感のある新興銘柄を物色する動きも出たようだ。
市場では「日経平均株価が小幅安に終わり、主力株が調整局面に入ると見込まれるため、個別銘柄物色の一環で新興株も買われやすい地合いにあるのではないか」との声があった。
グロースCoreはしっかり。東証グロース市場250指数は3日続伸した。終値は前日比8.32ポイント(1.08%)高の775.76だった。
グロース市場ではフリーやスパイダーが上昇した。一方、AIinsやJTOWERは下落した。
値上がり銘柄数360、値下がり銘柄数170と、値上がりが優勢だった。
個別では、地域新聞社、ソーシャルワイヤー、スパイダープラス、Kudan、ファンペップなど8銘柄がストップ高。モビルス、JDSCは一時ストップ高と値を飛ばした。博展、テックファームホールディングス、FFRIセキュリティ、データセクション、シルバーエッグ・テクノロジーなど22銘柄は昨年来高値を更新。ブロードマインド、サクシード、Laboro.AI、ジャパン・ティッシュエンジニアリング、AeroEdgeが買われた。
一方、データセクションが一時ストップ安と急落した。セーフィー、カオナビ、マーソ、ステムセル研究所、リファインバースグループは昨年来安値を更新。ファーストアカウンティング、AI inside、サイエンスアーツ、トリプルアイズ、グリッドが売られた。
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