東証グロース市場は、朝方は米株安が波及し新興株にも売りが先行していたが、日経平均株価が下げ幅を縮めるのに歩調を合わせグロース250は上昇に転じた。新しい少額投資非課税制度(NISA)が始まったことで個人投資家が売買を手掛けやすい中小型株に買いが向かった。直近に新規上場した銘柄を物色する動きもみられた。グロース250とグロースCoreは反発。
東証グロース市場250指数の終値は前営業日比6.32ポイント(0.89%)高の712.73だった。
グロース市場では直近の新規株式公開(IPO)銘柄であるQPS研究所やユトリが上昇した。一方、インフォRやEDPが下落した。値上がり銘柄数390、値下がり銘柄数152と、値上がりが優勢だった。
個別ではジィ・シィ企画、バンク・オブ・イノベーション、地盤ネットホールディングス、ウェルプレイド・ライゼストがストップ高。ペルセウスプロテオミクス、アディッシュ、売れるネット広告社は一時ストップ高と値を飛ばした。テクノロジーズ、QPS研究所、yutori、サイジニア、松屋アールアンドディなど8銘柄は昨年来高値を更新。ITbookホールディングス、Ridge-i、Atlas Technologies、グッドスピード、グラッドキューブが買われた。
一方、コアコンセプト・テクノロジー、ABEJA、エスネットワークス、グローム・ホールディングスが昨年来安値を更新。ジェイック、クオリプス、揚羽、エコナビスタ、イーディーピーが売られた。
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