値上がり優勢、パニック的な売りは一巡

 
東証グロース市場は個人などの買いに支えられ値上がりする銘柄が多かった。
グロースCoreは堅調。東証グロース市場250指数は3日続伸した。終値は前日比6.36ポイント(1.15%)高の557.73だった。
「担保不足による売りやパニック的な売りは一巡したとみられる」といい、グロース250は底堅く推移した。プライム市場も小型株は相対的に下落率が小さく、プラス銘柄数を稼いだ。大型株が総じて軟調だったため、個人の資金は小型株や新興企業銘柄に向かったとみられる。ただ、「主なプレーヤーである個人は急落で傷ついている」とみられ、グロース市場全体の売買代金が900億円を割り込むなど、商いは盛り上がらなかった。
 
市場では「7日の日銀・内田真一副総裁の発言から日銀の追加利上げへの懸念が一服していることが、買い安心感につながっている」との見方があった。
 
グロース市場ではセルシードやカバーが上昇した。一方、タイミーやサンバイオは下落した。値上がり銘柄数374、値下がり銘柄数189と、値上がりが優勢だった。
 
個別では日本情報クリエイト、アクリート、VALUENEX、インフォネット、Atlas Technologiesがストップ高。ビリングシステムは年初来高値を更新。メディアシーク、リンカーズ、光フードサービス、メディア総研、シャノンが買われた。
 
一方、イルグルム、オキサイド、サイバー・バズ、セレンディップ・ホールディングスが年初来安値を更新。オークファン、GMO TECH、コンヴァノ、unerry、イーディーピーが売られた。
 

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