[概況]
先週末18日に発表された米経済指標はマチマチで、企業決算は不調だったがNY株式市場は続伸して始まり、其の後ブルームバーグが1月の米中次官級協議で貿易不均衡解消に向けて新たな提案を行ったと報道した為に貿易摩擦後退への期待が高まって株価は更に上昇し、最後は3市場とも大幅に上昇する4日続伸で引けた。
株価の上昇にドルも買われ、110円に迫る当日高値109.905円まで上昇し、最後も109.725円と109円後半に乗せて引けた。
このNY株4日続伸とドル高を受けて今週はドルが110円を付ける場面があるのかに注目しているが、本日1月第3月曜日は米国がキング牧師の生誕記念日で休日となる事から大きな動きは期待出来ないかも知れない。
今週の米国は21日(月)休日、22日(火)12月中古住宅販売件数、23日(水)MBA住宅ローン申請指数、11月住宅価格指数、24日(木)新規失業保険申請件数、12月景気先行指数、25日(金)12月耐久財受注、12月新築住宅販売件数などが発表予定となっており、また24日にはECB理事会が開催され、政策金利とドラギECB総裁の会見が予定されいる。ドルはNY株式市場の動向に左右される状況が続いているが、上値を目指す流れは続いていると考えている。
[提供:カネツFX証券株式会社]
