[概況]
先週末23日に発表された米経済指標はまずまずの結果だったが、米中を中心とした世界の貿易摩擦拡大を懸念する売りにNY株式市場はダウが400ドル以上も下落するなど、株価は3市場とも3日続落して引けた。
そして株価下落によるリスク回避の円買いにドルも104円台に落ちるなど、為替市場は全体に円買いが優勢だった。貿易摩擦の行方は不透明な部分が多く、市場は先行きへの不安から買いを控えざるを得ず、それが株価や為替の上値を抑える要因になると見られる。
従って今週も為替市場は円買い優勢の展開を予想しているが、今週の米国は26日(月)発表ナシ、27日(火)1月S&Pケースシラー住宅価格指数、3月消費者信頼感指数、28日(水)MBA住宅ローン申請件数、第4四半期GDP確報値、29日(木)新規失業保険申請件数、2月個人所得・支出、3月シカゴ購買部協会景気指数、3月ミシガン大学消費者信頼感指数、30日(金)グッドフライデーで欧米市場は休場、などとなっている。
週末30日(金)の欧米市場は休場となる事から相場変動は29日までか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
