今週もユーロ上昇が続くかどうかに注目

[概況]

先週は日銀が長期国債の購入減額を発表して円が買われ、其の後中国による米国債購入減額報道(のちに中国政府は否定)によりドルは一時111円を割れるまで値下がりした。
 
一方ECB議事録で2018年の早い時期にガイダンスの段階的なシフトについて検討するとされた事から、緩和策縮小への期待が高まってユーロは買われ、更に週末には独連立協議が暫定合意に至ったと報道されて、ユーロ/円は2日で2円以上も値上がりし、対ドルでは2015年1月2日以来となる1.21ドル台に乗せる上昇となった。
 
今週の米国は15日がコロンブスデーによる祭日、16日(火)1月NY連銀製造業景気指数、17日(水)MBA住宅ローン申請件数、12月鉱工業生産・設備稼働率、ベージュブック、11月対米証券投資、18日(木)12月住宅着工・許可件数、1月フィラデルフィア連銀景況指数、新規失業保険申請件数、19日(金)1月ミシガン大学消費者信頼感指数、などが発表予定となっている。
 
これまでドルは押し目買いと見ていたが、先週の買い材料に反応するユーロ高を見ているとユーロ買いの方が上値が期待出来そうだ。

[提供:カネツFX証券株式会社]

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