[概況]
先週末22日は米経済指標の発表がなかったが、米中貿易協議の進展を期待する買いなどにNY株式市場はダウを始め3市場とも反発し、好調な米経済を裏付ける動きとなる一方で、ドルは小幅安(-3.5銭)で引けたが110円後半(終値110.670円)を維持した。
ドルは110円後半では上値が重くなって111円に乗せる事が出来ない一方、110円前半では下値が堅い状況が続いており、上にも下にも動きづらい状況となっている。
今週もドルはNY株価の動きと米経済指標の結果に左右され易い状況が続くのではないかと予想しており、其の米経済指標は25日(月)ナシ、26日(火)12月住宅着工・許可件数、12月住宅価格指数、12月S&Pケースシラー住宅価格指数、2月消費者物価指数、27日(水)MBA住宅ローン申請指数、28日(木)第4四半期GDP速報値、新規失業保険申請件数、2月シカゴ購買部協会景気指数、3月1日(金)1月個人所得・支出、2月ISM製造業景況指数、2月ミシガン大学消費者信頼感指数などとなっている。
最近の米指標は予想を下回るものが増えているが、独やユーロ圏の景気悪化を見ればユーロは買いにくく、結局ドルが一番堅実ではないかと見ている。
[提供:カネツFX証券株式会社]
