[概況]
先週末1日に発表された米1月雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を大きく上回り、続いて発表された1月ミシガン大学消費者信頼感指数と1月ISM製造業景気指数も予想を上回ってNY株式市場はダウが2万5,000ドルを回復する反発となり、ナスダックは反落したがS&P500は3日続伸して引けた。
株価上昇によるリスク選好の円売りにドルは109円半ばを超える上昇となり、トルコリラ以外の主要通貨も軒並み上昇して引けた。FRBの利上げ姿勢後退にドルは上値が重い一方で、欧州の景気減速が目立つ状況ではユーロも買われにくく、好調な米経済を反映したNY株式市場の上昇にドルは下値では買われ易い展開となっている。
今週も其の流れは継続すると見ており、米国では4日(月)12月製造業受注、5日(火)12月貿易収支、1月ISM非製造業景況指数、大統領の一般教書演説、6日(水)MBA住宅ローン申請指数、第4四半期非農業部門労働生産性指数、7日(木)新規失業保険申請件数、8日(金)ナシ、などが予定されており、先週と比べて少なくなっている。引き続き今週もドルは揉み合いを予想し、レンジ逆張りが良いと考えている。
[提供:カネツFX証券株式会社]
