今週もドルは底堅い一方で上値も重い展開か

[概況]

先週末3日(金)に発表された米4月雇用統計は失業率と非農業部門雇用者数が共に予想を上回る良好な結果となって、ドルは当日高値111.735円まで急騰した。
 
しかし平均時給が予想を下回り、ドルは直ぐに売られてそれまでの安値を下抜く一方、NY株式市場は良好な経済指標の結果に3市場とも大幅反発して引けるなど、株価は上昇してドルは売られるマチマチな動きとなった。
 
好調な経済を反映して米経済指標は良好でNY株式市場は反発する一方、利上げ期待が高まらない為にドル買いは続かず、先週1週間のドルは高値111.905円と安値111.035円が共に111円台にとどまる小動きだった。今週の米国は6日(月)、7日(火)ナシ、8日(水)MBA住宅ローン申請指数、9日(木)4月生産者物価指数、新規失業保険申請件数、3月貿易収支、10日(金)4月消費者物価指数、4月財政収支など、先週に比べて少なくなっており、週明けのドルは一段安で始まっているが下げ続けるとは考えにくく、上値は重いが下値は買いだと見ている。
 

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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