今週もドルは好調な米景気と貿易摩擦とのせめぎ合い継続か

[概況]

先週末22日は主要な米経済指標の発表が無い中で、為替市場はトランプ大統領のEUに対する報復関税発言でドルは110円を割れて当日安値109.790円まで値下がりした。
しかしNY株式市場はダウが9日ぶりに反発するなど、ナスダック(続落)以外は上昇して引け、ドルも最後は109.980円と110円割れギリギリのところで引けるなど底固い感じがする。
 
今週も為替市場は好調な米経済によるドル買いと貿易摩擦を警戒するリスク回避の円買い(ドル売り)とのせめぎ合いが続くのではないかと予想している。
 
今週の米国は25日(月)5月新築住宅販売件数、26日(火)4月S&Pケースシラー住宅価格指数、6月消費者信頼感指数、27日(水)MBA住宅ローン申請件数、5月耐久財受注、28日(木)第1四半期GDP確報値、新規失業保険申請件数、29日(金)5月個人所得・支出、6月シカゴ購買部協会景気指数、6月ミシガン大学消費者信頼感指数、などが発表予定となっているが、ドルは上下どちらにもトレンドが発生する可能性は低いのではないか。
 

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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