今週もドルは上値が重い一方、下値も堅い展開か

[概況]

先週末22日に発表された米経済指標はマチマチだったが、NY株式市場は3市場とも大幅反落し、ドルは110円を割れ、独やユーロ圏の経済指標悪化にユーロは大幅下落(-1.805円)した。またイスラエルのゴラン高原支配を認める米大統領の発言にトルコが反発し、米・トルコ関係が緊張した事を受けてトルコリラは一気に20円割れから18円台まで急落した。
 
先週20日のFOMC声明で、FRBが市場の予想よりもハト派的な姿勢を見せてドルは一段安となり、週末には110円を割れる値下がりとなったが、米経済は良好であり、ユーロ急落となったユーロ圏景気の悪化や日本経済と比較すればドルが下げ続けるとは考えにくく、下値は堅いと見ている。
 
今週の米国は25日(月)ナシ、26日(火)2月住宅着工・許可件数、1月S&Pケースシラー住宅価格指数、3月消費者信頼感指数、27日(水)MBA住宅ローン申請指数、1月貿易収支、第4四半期経常収支、28日(木)第4四半期GDP確報値、新規失業保険申請件数、2月中古住宅販売成約指数、29日(金)2月個人所得・支出、1月個人消費支出デフレータ、3月シカゴ購買部協会景気指数、3月ミシガン大学消費者信頼感指数、2月新築住宅販売件数、などが発表予定となっている。引き続き主要通貨の中ではドルが一番堅いのではないか。
 

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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