[概況]
先週末29日に発表された米経済指標はマチマチだったが、NY株式市場は3市場とも続伸し、株価の上昇にリスク選好の円売りが優勢となってドルは110円台後半に乗せて引け、移民問題合意を受けてユーロは+1.47円高の大幅上昇となった。
ドルは一時5月22日以来の高値(110.955円)まで上昇し、最後も110円後半に乗せて引けた事で、今週は111円台トライが視野に入って来た感じがする。
今週の米国は2日(月)6月ISM製造業景況指数、5月建設支出、3日(火)5月製造業受注、FOMC議事録、4日(水)ナシ、5日(木)6月ADP雇用統計、新規失業保険申請件数、6月ISM非製造業景況指数、6日(金)6月雇用統計、5月貿易収支などが発表予定となってお、FOMC議事録で年4回の利上げ予想が高まる様な事になればドル買いも強まる可能性がある。
一方貿易摩擦に対する警戒は続いており、ドルは下値では買われるものの、警戒感に上値を抑えられ易いと見られる事から、揉み合い継続と見るのが妥当か。
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