今週は22日、23日と祭日が続き、値動きは前半までか

[概況]

 
16日に発表された米経済指標はマチマチだったが、ダラス連銀総裁が「来年から2020年に掛けて成長は今年よりは鈍化すると予想」と発言した事やFRB副議長も世界経済減速に言及し、「FRBは中立水準に近付いている」と発言して利上げ継続期待が後退し、ドルはNY市場中盤に当日安値112.635円まで下落した。
 
其の後トランプ大統領が米中貿易問題に関し、「中国は合意をしたがっており、追加関税は必要ないかもしれない」と発言した事が伝わってドルは113円近くまで反発したが、最後は112円後半で引ける大幅安(-82.5銭)となった。
 
一方NY株式市場はナスダック以外続伸して、ドルの上昇期待は再度出直しといった感じとなった。
 
今週は22日(木)が米国はサンクスギビングデーによる祭日で、翌23日(金)はブラックフライデーで米国のデパートは年に一度の大セールとなり、金曜日も続けて休みを取る米国人が多いとの事で、今週は株式・為替の両市場とも値動きは21日までが勝負かも知れない。
 
今週の米国は20日(火)10月住宅着工・許可件数、21日(水)MBA住宅ローン申請指数、10月耐久財受注、新規失業保険申請件数、10月中古住宅販売件数、10月景気先行指数、11月ミシガン大学消費者信頼感指数、などが発表予定となっており、株価やドルの上昇期待はブラックフライデーの結果を見てから来週に持ち越される可能性もありそうだ。
 

[提供:カネツFX証券株式会社]

 

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