今週は強い相場展開となった。
連休明け19日の日経平均は大幅高で節目の2万円を大きく上回り、年初来高値を更新した。衆議院の早期解散観測も刺激材料となり、投資家心理が強気に傾いた。
注目のFOMCは市場の想定で、米長期金利の上昇で円安が進行で一段高となった。
週後半は地政学リスクが意識されて売りに押されたものの、週間では大幅高を記録した。
日経平均は週間では約386円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成した。
来週は堅調展開か。
年内あと一回の利上げが意識されたことから、米国の長期金利は低下しづらくなり、為替も円高には進みにくくなると予想する。円安進行が日本株を押し上げると考える。
週前半は9月の権利・配当取りをにらんだ駆け込み買いも期待できそう。
権利落ち後は下げる展開も想定されるが、10月からの新四半期入りや月初の株高のアノマリーを意識した買いが下値を支える可能性が高い。
また、衆議院解散発表となれば政策期待も高まりやすく、物色の幅が広がることが商い活況を促す展開も想定される。
北朝鮮情勢への警戒感はくすぶったままだが、大きな変化がなければ、改めて買い戻しを誘うことも想定される。株式市場には耐性もつきつつあり、下げづらく上げやすい地合いが続くと予想する。
■上値・下値テクニカル・ポイント(22日現在)
20700.97 ボリンジャー:+3σ(13週)
20663.89 ボリンジャー:+2σ(26週)
20652.23 ボリンジャー:+3σ(25日)
20413.94 ボリンジャー:+2σ(13週)
20317.85 ボリンジャー:+2σ(25日)
20296.45 ★日経平均株価22日終値
20161.79 6日移動平均線
20149.62 ボリンジャー:+1σ(26週)
20126.90 ボリンジャー:+1σ(13週)
19983.47 ボリンジャー:+1σ(25日)
19959.21 均衡表転換線(日足)
19909.50 新値三本足陰転値
19902.30 均衡表雲上限(日足)
19883.07 75日移動平均線
19860.40 均衡表基準線(日足)
19860.40 均衡表転換線(週足)
19839.87 13週移動平均線
19814.94 均衡表雲下限(日足)
19649.10 25日移動平均線
19635.35 26週移動平均線
19552.83 ボリンジャー:-1σ(13週)
19482.50 200日移動平均線
19352.98 均衡表基準線(週足)
19314.72 ボリンジャー:-1σ(25日)
19265.80 ボリンジャー:-2σ(13週)
19121.07 ボリンジャー:-1σ(26週)
18980.34 ボリンジャー:-2σ(25日)
東証主体別売買動向・9月第2週、外国人は4127億円と8週連続売り越し
東京証券取引所が22日発表した9月第2週(9月11~15日)の投資部門別売買動向(東京・名古屋2市場、1、2部など)は、海外投資家が4172億6402万円と8週連続の売り越しとなった。前週は2948億9033万円の売り越しだった。個人投資家は4252億7941万円と2週ぶりの売り越しだった。信託銀行は1043億6180万円と6週ぶりの売り越し。事業法人は761億7585万円と11週連続の買い越しとなった。
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