警戒された北朝鮮の軍事行動がなく、海外市場もおおむね堅調な動きが続いたことから、前週の強い流れが継続した。日経平均は連日で年初来高値を更新する展開。
11日には約21年ぶりの高値をつけ、先高期待が一段と高まった。
その後も衆議院選挙の序盤の情勢で与党優位が伝わるなど、株高を後押しする材料が出てきたことから13日には大幅高で2万1000円台を回復した。
日経平均は、9日続伸。週間では約464円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成した。
さて、来週の株式相場の見通しは、堅調展開か。
日経平均は11日に20年10カ月ぶりの高値をつけ、きょう13日には2万1000円台に到達した。
注目の節目を抜けてきたことで、投資家心理の一段の改善が期待できる。大きな流れとしては、月後半の3月決算企業の上期業績発表への期待感が下支え要因となる中、観測報道など業績関連のリリースを手がかりに、個別物色が旺盛になると予想する。
株高で投資家のリスク許容度が高まる中、出遅れセクターが物色され、全体の底上げが進む展開も期待できる。
今後は、2万1000~1500円のレンジを形成する流れとなるだろう、押しても2万1000円前後が下限と考えられる。今後も押し目買い、出遅れセクター株の買いスタンスが有効と考える。
■上値・下値テクニカル・ポイント(13日現在)
21707.76 ボリンジャー:+3σ(25日)
21519.64 ボリンジャー:+3σ(13週)
21335.02 ボリンジャー:+3σ(26週)
21236.11 ボリンジャー:+2σ(25日)
21155.18 ★日経平均株価13日終値
21014.09 ボリンジャー:+2σ(13週)
20855.66 6日移動平均線
20849.14 ボリンジャー:+2σ(26週)
20823.51 新値三本足陰転値
20787.29 均衡表転換線(日足)
20764.45 ボリンジャー:+1σ(25日)
20508.55 ボリンジャー:+1σ(13週)
20363.25 ボリンジャー:+1σ(26週)
20292.80 25日移動平均線
20225.41 均衡表基準線(日足)
20225.41 均衡表転換線(週足)
20003.01 13週移動平均線
19993.51 75日移動平均線
19877.37 26週移動平均線
19821.14 ボリンジャー:-1σ(25日)
19760.63 均衡表雲上限(日足)
19717.99 均衡表基準線(週足)
19595.03 200日移動平均線
19589.76 均衡表雲下限(日足)
19497.46 ボリンジャー:-1σ(13週)
1996年12月以来、20年10カ月ぶりに2万1000円を回復。朝方は下げに転じる場面もみられたが、引き続き上昇する5日線を支持線とした強いトレンドが継続している。ボリンジャーバンドでは+1σと+2σとのレンジで推移するなか、+1σから上放れ、+2σに到達してきており、やや過熱感が意識されてくる。
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