[概況]
先週末21日に発表された米経済指標は概ね良好で、NY連銀総裁も「追加利上げはコミットでも約束でもない」と述べて、引き締めを警戒して売り急ぐ市場の不安を和らげようとしたが、NY株式市場は大幅に3日続落し、為替市場はリスク回避の円買いとドル買いが優勢となった。
最後ドルは小幅高(+4.5銭)となる一方、ドル以外の主要通貨は値下がりして引け、週明け24日(月)は日本が天皇誕生日の振替休日、明日25日(火)はクリスマスで欧米市場が休場、更に26日も欧州市場とオセアニア市場は休日となる事から、今日、明日、明後日は商いが細ると予想される。
今週の米経済指標は26日(水)MBA住宅ローン申請指数、10月S&Pケースシラー住宅価格指数、新規失業保険申請件数、11月新築住宅販売件数、12月消費者信頼感指数、27日(木)ナシ、28日(金)12月シカゴ購買部協会景気指数、などと少なく、今週はNY株式市場が下げ止まりを見せるのかに注目し、株価が下げ止まらない様だと、ドルもまだ下値があるかも知れない。
いずれにしても様子を見た方が良さそうだ。
[提供:カネツFX証券株式会社]
