[概況]
先週末14日に発表された米経済指標は2件とも予想を上回ったが、NY株式市場は米景気の先行きに対する警戒などに株価は3市場とも値下がりし、株価下落によるリスク回避の円買いにドルは113円前半に落ちて引け(-21銭)、ユーロ(-92銭)やポンド(-1.21円)は大幅安となるなど、主要通貨は軒並み値下がりして引けた。
今週は欧米が週末からクリスマス休暇に入り、20日くらいから休みを取る人も多いそうで、週前半が商いの中心となる可能性があり、変動が期待出来るとしたら今週が今年最後となるかも知れない。
今週の米国は17日(月)12月NY連銀製造業景気指数、10月対米証券投資、18日(火)11月住宅着工・許可件数、19日(水)MBA住宅ローン申請指数、第3四半期経常収支、11月中古住宅販売件数、FOMC(18~19日)、20日(木)12月フィラデルフィア連銀景況指数、新規失業保険申請件数、11月景気先行指数、21日(金)第3四半期夷GDP確報値、11月耐久財受注、11月個人所得・支出、12月ミシガン大学消費者信頼感指数、などとなっている。
今週はFOMCで利上げ(19日)が見込まれており、前回9月FOMCの2019年度利上げ予想では3回とされていたが、今回はこれが減少するのかどうかに市場の関心が集まっている。最近の株価下落や米景気の先行きに対する警戒感などに利上げ回数予想が減る様ならドルは売られる可能性もあり、注意が必要ではないか。
[提供:カネツFX証券株式会社]
