日経平均は、7月の狭いレンジ推移の流れが続き、2万円近辺で一進一退の展開。
米アップルの好決算を受けてハイテク株などには強い買いが入った一方、新興市場は大きく崩れる場面があった。
為替市場ではドル安・円高が進んだ。強弱材料入り交じる中、週末にかけては米雇用統計を前に様子見姿勢も強まり、方向感に乏しい地合いが続いた。
日経平均は週間では約7円の下落となったが、週足では陽線を形成した。
月別に見た日経平均の上下幅(月間高値ー月間安値)は4月の1065円幅をピークに、5月が854円幅、6月が632円幅、7月が344円幅と月を追うごとに狭まっている。
さて、来週は堅調か。
米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比18.3万人増と6月の22.2万人増から減速すると予想されている。金利上昇要因になりづらく、為替市場での円高を警戒する見方もある。
週初は米雇用統計を受けた為替動向に振らされる展開が想定されるが、引き続き決算銘柄の活況な売買が期待できる。
中でもきょう(4日)引け後に決算を発表したトヨタや、7日発表予定のソフトバンクGなどの動向が注目される。米国の材料が少ない中で国内の決算が多いため、指数も底堅い動きが続くと予想する。
ただし、週後半は、決算発表が最終段階となることや、お盆休みにつながる3連休を前に、投資家の夏季休暇入りが本格化することも想定され、市場の売買エネルギー不足も懸念される。日経平均の2万円が重いようだと、決算一巡となる翌週には、夏枯れで上昇一服の展開も想定される。2万円より上で長く推移できるかに注目したい。
また、足もとで1ドル=109円台後半へと円高・ドル安が進行してきたことで、輸出企業の余裕が減少していることは確か。これ以上円高が進行すれば、業績予想の見直しを迫られる可能性もある。
■上値・下値テクニカル・ポイント(4日現在)
20290.37 ボリンジャー:+2σ(13週)
20244.33 ボリンジャー:+3σ(25日)
20175.93 ボリンジャー:+2σ(25日)
20126.77 ボリンジャー:+1σ(13週)
20107.53 ボリンジャー:+1σ(25日)
20061.62 均衡表基準線(日足)
20056.78 ボリンジャー:+1σ(26週)
20039.12 25日移動平均線
20039.06 均衡表雲上限(日足)
20036.73 均衡表転換線(週足)
20034.15 均衡表転換線(日足)
19988.74 6日移動平均線
19970.72 ボリンジャー:-1σ(25日)
19963.17 13週移動平均線
19952.33 ★日経平均株価4日終値
19902.32 ボリンジャー:-2σ(25日)
19833.92 ボリンジャー:-3σ(25日)
19831.82 新値三本足陰転値
19814.39 75日移動平均線
19799.58 ボリンジャー:-1σ(13週)
19635.98 ボリンジャー:-2σ(13週)
19555.73 26週移動平均線
19472.38 ボリンジャー:-3σ(13週)
目次
