今週は、堅調だった

日経平均株価の終値は2万2258円と、昭和の末(1989年1月6日)から26%下落した。平成はバブル崩壊に始まり、長引くデフレ、リーマン・ショック、その後のアベノミクスなどを経た波瀾(はらん)万丈の30年だった。
 
今週は、堅調となった。
大型連休を控えて模様眺めムードは強かったものの、業績関連のニュースが出始めたことで個別物色が活況だった。
米国株も高値圏を維持する中、底堅い展開が続いた。日銀の金融政策決定会合では、フォワードガイダンスが修正されたことなどがサプライズとなり、日経平均は年初来高値を更新。一方、日米で決算を材料に大きく下げるものも散見されたことから、後半は市場の空白リスクを意識した売りにも押された。
日経平均は週間では58円の上昇となり、週足では2週連続で陽線を形成した。
 
7日(火)から5月相場がスタートする。
休場の間に中国4月製造業PMIや米アップル決算、FOMC、米4月雇用統計など、多くの注目材料を海外で消化するスケジュール。
好材料、悪材料はある程度相殺されるだろうが、連休明けはそれなりに振れ幅の大きい展開が予想される。ただし、空白を埋めた後は、比較的強い動きになると予想する。
改元で祝賀ムードも高まりやすい中、連休中の消費活況などのニュースが多く出てくれば、市場の楽観ムードが高まる展開も期待できる。海外市場が暴落するようなことがなければ、連休明けも上昇トレンドには変化なしと考える。
 
 
 
■上値・下値テクニカル・ポイント(26日現在)
 
23043.66  ボリンジャー:+3σ(13週)
23004.05  ボリンジャー:+3σ(25日)
22789.03  ボリンジャー:+2σ(26週)
22710.00  均衡表雲上限(週足)
22606.98  ボリンジャー:+2σ(25日)
22503.39  ボリンジャー:+2σ(13週)
22397.78  均衡表雲下限(週足)
 
22258.73  ★日経平均株価26日終値
 
22240.75  6日移動平均線
22210.66  均衡表転換線(日足)
22209.91  ボリンジャー:+1σ(25日)
22169.11   新値三本足陰転値
22034.22  ボリンジャー:+1σ(26週)
21963.13  ボリンジャー:+1σ(13週)
21884.79  200日移動平均線
21812.84  25日移動平均線
21637.25  均衡表転換線(週足)
21637.25  均衡表基準線(日足)
21422.87  13週移動平均線
21415.77  ボリンジャー:-1σ(25日)
 
 
ローソク足は下ヒゲを出して底値での買い需要を確認した後に、陽線を引いて終了。終値ベースは上向きの5日移動平均線を超過し、短期上昇トレンドの継続を示唆した。
 
5日線が再び上向くなか、25日線による200日線超えも視野に入って来ている。
日足の一目均衡表では、三役好転の形状を維持しながら、転換線レベルを終値ベースで確保したほか、ボリンジャーバンド(25日ベース)では、ザラ場で+1σを下回ったが大引けでは+1σ上に復帰し、買い手優位の形状を維持した
 
 
 
【株式分割】
 (26日大引け後 発表分)
 
■DTS <9682>
6月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。最低投資金額は現在の2分の1に低下する。
 

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